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でざいん・デザイン・Design①

みなさん、突然ですが、「良いデザイン」ってどんなものだと思いますかね?

良くある話ですが、お客様と打合せをするなかで

「なんとなくカッコ良くデザインして!」と仰られることがあります。

 

勿論、かっこは良いほうがいいですもんねー。

これを否定するわけではなく、お客様の要望を聞きながら

本来の目的を達成させるために、どうするか?が、私たちのお仕事なんです。

 

そんな中で、個人的に「デザイン」については一般の認識とデザインに携わる人とでは少なからず認識にズレがあると感じています。

多くの人が想像する「デザイン」は主にグラフィックや外見を指していると思うのですが、

「デザイン」という言葉は広くて、これには人を誘導する役割、意味があるというのが我社の解釈です。

 

例を挙げると、

 

商品にかっこいい印象をもってもらうためにかっこいいポスターを制作

 →ビジュアルデザイン:視線および印象を誘導する役割

 

身体に負担が無いように人の身体にフィットする椅子の制作

 →プロダクトデザイン:身体の動きを誘導する役割

 

子供が安全に楽しく遊べるように空間づくり

 →空間デザイン:行動・導線を誘導する役割

 

例えばこういう風に、

 [そ  ら  が  あ  お  い] → [そら が あおい]

読みずらい文章を字間を操作して視覚処理しやすくするのもデザインです。→DTPデザイン

 

などなどジャンルは多岐にわたりますが、

共通しているのは、人の生活を陰ながらスムーズにする仕組みをつくり、人の生活を豊かにする手助けをしている事です。

 

「デザイン」は人のためにあるんです。

 

(グッドデザイン賞でおなじみの)公益財団法人日本デザイン振興会HP 「デザインとは?」のページには

こう書いてあります。

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デザインはいつもそばにあります

あなたが商品や事業、プロジェクトを生み出した目的はなんでしたか?

その目的のための計画そのものが実は「デザイン」です。

色や形、技術や機能は、その目的を実現するための手段のひとつです。

デザインは常に「ヒト」が中心にあり、だからこそ社会を発展させる力を持っています。

誰かの生活を真に豊かにすること、またはその可能性があること。

それを達成しているものごとを我々は「よいデザイン」と考えます。

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「目的」+「デザイン」=「社会を発展させる」=「よいデザイン」

なるほど、えー感じに考えが纏まった気がします(笑)

 

ですから、もし私たちがヒアリングの中で「目的」を聞かなかったら叱ってくださいね(笑)

「よいデザイン」を目指してがんばります!

 

つづく・・・