代表取締役メッセージ

「挑戦をあきらめない 人を信じ・人を活かす力」

我社は明治30年(1897年)、第一回アテネ オリンピックの翌年、長崎市において誕生しました。

江戸時代の終わり義務教育制度の制定などにより創業者伊東虎三郎は得意とした読み書き・彫刻技術を活かし、印章・印刷用の版木の制作などを事業と定め、生きる為に文華堂を創業しました。

 

明治43年(1910年)韓国大邸に事業の夢を掛け大陸に渡り事業展開をして行きました。大邸の一等地に店舗を構え、官公庁、銀行などからの受注を一手に引き受け現地の職人を多く採用し,手広く事業展開をしていたと聞いています。

終戦になり、全てを現地に残し日本に引き上げてまいりました。

今も韓国大邸、釜山に文華堂の看板を見ることが出来ます。

時代は変わっても韓国で立派に事業の継承をしてくださっています。

先代、先々代は何度も行き来をしておりました。

 

私も家族で訪問をしました。

現社長のご家族皆様、社員の方より大変なおもてなしを頂き、当社の2代目秀次を師、恩人と崇め、大きく立派な「硯」が祭壇にお供えしてありました。

「自分達の原点がこの硯に有る」とおっしゃって下さっています。

当社がずっと変わらず大事にしてきたものは「人」である事の立証を得ました。

いくつもの戦争を体験し、何度か全てを失い、ゼロからの出発に挑戦をし決してあきらめる事無く乗り越え今日に至ったのです。

起業家精神、新天地への夢を掛ける挑戦、全てを失ってから這い上がる逞しさ、生き抜く力、どんな状況下においても決して看板を下ろす事を考えなかった先人は命を掛け、常に夢を追い、国、文化、生活習慣、時代が変わっても「人」を活かし、すばらしい知恵、力を持って乗り越え、思いを一杯今の私たちに託しました。

 

事業継承とは「創業者の魂の継承」であり「経営理念の基」となっている「創業の精神」を受け継ぐ事と認識をしています。

私達はまさに今、バトンを受け継ぎ現在を生きるランナーです。

 

どのような事に遭遇しようとも次の走者に渡して行かねばならない責務があります。