国際ルールの変更により、2019年から商品に使用したJANコード(GTIN)を、その商品の終売後に
別の商品に再利用できなくなりました。
◆JANコードの再利用とは
商品に使用したJANコード(GTIN)を、その商品の終売(廃盤)後に、別の商品に付け替えて使用することをいいます。
これまでは、ヘルスケア商品を除く一般商品は終売後4年間、アパレル商品は2年半を目安に、市場に在庫がない事を
確認できれば、再利用することが国際ルールとして認められていました。
◆国際ルールが変更された理由
昨今、ネット通販の拡大により、従来の店舗販売に比べ商品が長期にわたって販売、保持されるようになりました。
それに伴い、JANコード(GTIN)の再利用による商品情報の重複や商品誤認などの問題が起こりやすくなってきました。
その為、各国の製造メーカーや卸小売業から流通システムの標準化機関であるGS1にルール変更の要請が出されました。
ルール変更後は、1つのJANコード(GTIN)に対応する商品は必ず1つになる為、サプライチェーンの関係者が安心して
商品の流通、販売を行えるようになります。
◆JANコード(GTIN)の再利用停止のためにお願いしたいこと
①2019年時点で販売中の商品のJANコード(GTIN)や、今後新たに発売される商品のJANコード(GTIN)は、
終売(廃盤)後も別の商品に再利用しないように、社内の運用ルールの変更やシステム対応などをお願いします。
②ただし、今回のルール変更に伴う移行措置として、2018年12月末までに終売(廃盤)となった商品のJANコードは、
1回限り再利用が認められています。
再利用をせずに運用が可能な場合は、再利用しない事をおすすめいたします。
詳しくは、こちらをご覧下さい
https://www.dsri.jp/standard/identify/gtin/non_reuse_rule.html