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中村佑介展へ

みなさん、おはこんばんちは。

 

広島も3月6日で「まん防」があけたということで山口県防府市の防府アスピラートで開催されている「中村祐介展」へ行ってまいりました。

 

"2002年から活動をスタートし、2022 年で20年目を迎えるイラストレーター・中村佑介。ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットや、小説『謎解きはディナーのあとで』『夜は短し歩けよ乙女』などの書籍カバーを手がけるほか、アニメーションのキャラクターデザインやテレビ・ラジオ出演、エッセイ執筆も行うなど、その表現活動は多岐に渡ります。

また、飛鳥新社より発売された作品集『Blue』『NOW』は、イラストレーターの作品集としては異例の累計13万部を記録。名実ともに日本でもっとも活躍するイラストレーターのひとりと呼ばれるまでに至りました。

本展覧会は、そんな中村佑介がこれまでに携わってきた仕事のほぼすべてが一堂に会する大規模な試みになります。それぞれのテーマのもと、完成イラストはもちろん、着色前の線画やアイデアスケッチなども公開。さらに会期中には、サイン会や、著名人を招いてのトークショー、ここでしか手に入 らないオリジナルグッズの販売も実施します。

中村佑介というイラストレーターの軌跡を、ぜひ目撃してください。

---中村佑介展より引用


 

個人的には「アジカン」のCDジャケットのイラストでよく見ていましたが、書籍のカバーやアニメのキャラクターデザインを手がけていることはしりませんでしたので、初めて見る作品も多くあり非常に楽しむことができました。

通常の展覧会は撮影禁止が多いですがこの展覧会では全ての作品で撮影OKとなっておりパシャパシャ撮りまくってきましたので中村さんの作品を一緒に堪能してきただければと思います。

 

まずは2004年に発売されたASIAN KUNG-FU GENERATIONの2枚目のフルアルバムである「ソルファ」のジャケットのメインビジュアルです。

今回の展覧会の一番の肝だと思うのは完成作品の下に手書きの下書きも同時に展示されているところです。(写真をスライドすると手書き部分もみえます。)

 

最近はY●AS●BIのメインビジュアルを手掛ける某イラストレーターのトレパク(意味:「トレース」と「パクリ(盗作)」を組み合わせ、略した造語。)疑惑なんかもありましたが、中村さんの手書き部分をみると0から作ることの意味を考えさせられます。

 

 

 

 


お次は

「消してぇぇえええええええええええええええ!

リライトしてぇぇええぇぇぇぇぇぇ!くだらない超幻想ぅぅぅ 」のサビでお馴染みのASIAN KUNG-FU GENERATIONのヒット曲「リライト」のジャケットです。こちらはカンフーをしている女性2人とトラのイラストを別けて描いているのがよく解ります。このような事を知るには展覧会に行かないとわからなかったので来てよかったと実感できます。

 


という風に作品を一つ一つ話ていけば長くなるので一気に端折っていきます。

途中に学生時代の作品を見ると中村さんのオリジナリティーを獲得していくまでの葛藤や悩みを垣間見ることができますし、「謎解きはディナーの後で」で手がけたカバーイラストをみることもできます。おもしろいです一言でいうと。

 

そして一番惹かれたのは中村さんと他の作品やキャラクターや番組とのコラボ作品です。

「こち亀」「ストレンジャーシングス」「キキララ」「キティーちゃん」「ストリートファイター」「安住紳一郎の日曜天国」「化物語」などなど中村さんのテイストを活かした素敵なコラボ作品もみてて非常に楽しい気持ちにさせてくれますね。


展覧会に行って初めて知ったのですが高校生の音楽の教科書の表紙もてがけられているそうで、これなら学校に持って行くのもたのしくなりそうですね。

 

(急に最後のまとめになりますが)

そんな中村佑介展もゴールデンウィーク明けの5月8日まで開催されているようなのでぜひ一度行かれてみてはいかがでしょうか?

 

詳しい情報はこちらから